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本の紹介”鈍感な世界に生きる敏感な人たち”

本の紹介

 人によって、小さな物音にビックリしやすかったり、大勢の人の中にいると疲れやすかったりすることはあると思います。そのような敏感な人(Hightly Sensitive Person: HSP)向けに書かれたのが本書です。

 

 私も典型的な敏感なタイプ(HSP)で、特に大勢の中にいると雑音が不快になるしむしろ一人でいたほうが楽というタイプです。

 敏感なタイプ(HSP)はこのように一人でいることを好む”内向的”な側面を持つ傾向にあるのですが、この”内向的”というのが現代では悪い性格のように解釈されることがあります。”内向的”より”外交的”のほうが積極性があり、社会に出たときに有利に働く要素でもあります。
 では、敏感なタイプで(HSP)内向的な人は無理をしてでも外交的に振舞うように努力したほうが良いのでしょうか。社会人として時にはちょっと無理をしてでも外交的に振舞うことも必要でしょう。しかし、”内向的”即ち”悪”と捉えるのは違うと本書を読んで思いました。

敏感なタイプ(HSP)が持つ内向的には、以下のような強味があるのです。

・良心的、創造的
・インスピレーションを得やすい
・共感力が高く、気配り上手
・感情移入しやすい

上記の強みを持つため、HSPは創造力や共感力、親しみを得やすいと言えます。
強烈なインスピレーションは、うまく自分で昇華出来れば大きな価値を生むことになります。HSPの人ならばこの強烈なインスピレーションを体験したことが多いのではないのでしょうか。
 これらの強みは敏感で内向的な人(HSP)が生まれつき持つ強みです。HSPの人はこれらの強みに気づき、最大限これらを活用していくべきです。”内向的”即ち”悪”ではありません。

 ただ敏感で内向的な人(HSP)がつまづきやすい所にも注意が必要です。
例えば以下のようなところでHSPはつまづきやすいです。

・自尊心が低い傾向にある
・自分に高度な要求をしてしまう
・常に優秀であろうとする
・怒りや争いでダメージを受け過ぎる

 これらのつまづきやすい所について、本書では以下のように対策するように書かれていました。

⇒・基準を下げる勇気を持つ
 ・「すべき」から「だったらいいのに」へ変換する
 ・自分にできることは限られているという事実を受け入れる

また、ありのままの自分でいることが許された経験をすれば、自尊心を取り戻せるとも書かれていました。
 HSPの人は上記のことに気を付けながら精神を消耗して潰れないように気を付ける必要があるようです。

  HSPの持つ強みとつまづきやすい所を意識して、HSPの能力を楽しむ機会を作ったり、クリエイティブでいることが”鈍感な世界に生きる敏感な人たち”の幸せにつながると思いました。

 以上”鈍感な世界に生きる敏感な人たち”の本の紹介でした。