本の紹介”神経言語プログラミング -リチャード・バンドラー”

本書は、神経言語プログラミングNLP)と呼ばれる領域に関する本です。
NLPとは言語やその時味わった体験に工夫を加えることでその人のパフォーマンスを上げていこうとする分野です。

本書はそのNLPの原書とも言われる本です。

私たちの頭脳は常に動き続けています。
今見えているものは何かとか明日はxxをしないといけないとかおなかが減ってきたとか常に何かしら考えています。
正常な時はそれで問題ないのですが、放っておくと暴走するときがあります。
過去の上手くいかなかったことを繰り返し繰り返し思い起こしてしまう時など頭脳が暴走しているいい例とも言えます。これでは頭脳に振り回されてしまっている状態です。

 

頭脳のハンドルを握りコントロールするのはあくまでも当人の私たちです。
どのように頭脳のハンドルを切るかがNLPの腕の見せ所となります。

 

例えば、こんなコントロールの仕方があります。
まず、過去の楽しかったできごとを思い描いてください。
楽しかったできごとが目に浮かんで来たら、その情景をだんだん明るくしていってください。
次はその情景を少しずつ大きくしていってください。

一般に、明るくしたり大きくしたりするとそれだけ感情も高ぶってきます。

 

逆に、不愉快なことを思い描き、その情景を小さく・暗くすると嫌な気分もそれだけ小さくなっていきます。
これらのテクニックがNLPと呼ばれる領域のテクニックになります。

 

思考や感情に振り回されるのではなく、思考や感情をコントロールする術を身に着けたい人は本書はとても参考になると思います。