memo:失ったものを嘆くより

定期検診の待ち時間、どうやらまだ私の番まで時間がありそうだということで、隣にあった大判の本を手に取った。

見開きで絵の具の風景画が描いてあった。

端の方にこの絵を描いた作者の紹介があり、その作者は事故により脳のある部分に傷をおったこと、その影響で日常生活に介護が必要になったこと、リハビリを兼ねて絵の練習をし作品にまで仕上げたことが書いてあった。

淡々と作者の紹介があったが、傷をおったことで本人や家族に大きな動揺があり、上手く動かせない体を使って作品を仕上げるまでの長い闘いが、いかに大変であったか分かった。

傷を負った影響が大きく生きる希望を持つことが難しい時もあるが、今自分が持っているものに注目し、それを活かしていくことが大事なのだと言う文で締めくくられていた。

 

引用:生命の灯ふたたび2 脳卒中後の重い障害を越えて創った作品集