本の紹介”トップ企業が明かすデジタル時代の経営戦略”
日本は今、大きな変化の中にいます。
高度成長期には大量生産大量消費でより安く、より品質が良いものを求めてきました。
しかし、現在はそうではありません。
ロングテールという言葉があるように、消費が多様化し、かつ、モノは必要最低限しか購入されないのにコトにはお金を使われるようになりました。
例えば、CDの売り上げは横ばいなのに対し、歌手のライブ・コンサートの売り上げは伸びてきています。このことから消費行動がモノからコトへと変化してきていることが言えます。
また、失われた20年の人余り時代から、少子高齢化で働き手の人手不足時代へ突入します。人手不足を解消するために、人でやっていたことをシステムに置き換えるといったことが起きてきます。
その流れの中で、IT部門の役割も大きく変化してきます。
今までの部門最適のシステム導入から全体最適のシステム導入へ変化し、
コスト削減(バックエンド業務側)のためのITから、稼げるサービス(フロントエンド業務側)へと変化します。
このように時代とともにITも変化することから求められるCIO像も変化してきます。
今まではITについて明るい人が適任でしたが、これからはITについて明るいのはもちろんのことデザイン思考のできるビジネスプロフェッショナルでなければならない。
時代が進むにつれ、ITの持つ力はどんどん大きくなってきます。
この流れに乗ることで、会社の繁栄につなげることができると思います。