本の紹介”現れる存在 -脳と体と世界の再統合”
”現れる存在 -脳と体と世界の再統合”アンディ・クラーク
・脳と身体と環境の相互のやり取りの中で認知が創発される。
・脳は認知負荷を下げるべく、外部の資源を積極的に使う。
・そもそも生き物は身体自体に工夫がされており、抽象的な思考がなくとも現実の環境に柔軟に対応できるようになっている。
人間の認知能力は脳にあると思っていたがどうやら、本書を読んでそうじゃないことが分かった。
脳や身体、環境との相互作用の中で生まれるらしい。
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本の趣旨と大きくずれるが、
今まで私の生活を振り返ってみると、脳での処理に依存しすぎていたような気がする。 脳は一番エネルギーを消費する器官であると聞いたことがある。
脳への過度の依存はおそらく良くないのだ。
ではどうするのか。思いつきであるが、認知不可を身体や身の回りの環境に肩代わりさせれば、脳の認知負荷は軽くなっていい感じになるのではないか。
・記憶しなければならないことはメモする(外部記憶を活用する)
・身だしなみを綺麗にして、相手に与える印象を良くすることで、コミュニケーション負荷を下げる(服装という身の回りの環境を改善する)
・顔を笑顔に保つことでコミュニケーション負荷を下げる(身体を使ったコミュニケーションを行い脳の負荷を下げる)
・頭でシミュレーションするのをやめて、体を動かし実際どうなるか現実世界で確かめる。(頭でのシミュレーション不可が減る)
・プログラムの本を読むのをやめて、実際に手を動かしてコードを書いて学ぶ(体で学ぶ)
脳に掛かる負担を身体や環境に分散させることで快適な生活が送れれば良いと思う。